桜の木の下で




「優希ちゃん、無防備過ぎ」



「…え?」



先輩がちらっとこっちを見て、また視線を逸らした。



「な、なんですか…?」



なんか、顔に付いてる?



「…胸元、丸見え」



「…へっ!!?」



う、嘘…!!



慌てて胸元を隠した。



「ヤバいよ、もう……」



うわあー…と、先輩は頭を抱えている。



な、なにがヤバいの…!?



わたしの胸がなさすぎるから?



ご、ごめんなさい…!