桜の木の下で




「…無理やり買ってきます。」



やっぱりだめ、お風呂は入りたい。



「んじゃあ俺も行く」



「いいですよ「だめ」



先輩のこの真面目な顔に弱いんだよなあ…



でも、来てくれるって言うなら…



「……お願いします。」



「よし、風邪引かないようにジャージ着てこうか」



先輩に差し出されたジャージを着た。



…案の定ぶかぶかだった。



「よし、行こう」



「…はい。」



わたしと先輩は、勢いよく外に出た。