桜の木の下で




皿も片付け終わったし…あとは…



「あっ」



下着ないじゃん…!



コンビニで買ってこようかな。



「先輩、コンビニ行ってきます」



「俺も行こうか?」



「大丈夫です」



「そう、いってらっしゃい」



「いってきます」





ドアを開けると、



「きゃあ!」



風がとてつもなく強かった。



ドアが吹っ飛びそうなくらい。



「やばっ!」



慌ててわたしを引き戻す先輩。



「わあっ!」




急に引っ張られ、わたしは先輩の胸の中に収まった。



バタンと勢いよくドアが閉まった。