19:00



「お、終わった…」



やっと仕事が終わった。



へたっと力なく部室の床に座る。



「おつかれ」



入口から声がした。見てみると



「っ!悠太先輩!」



慌てて立ち上がった。



え、先輩たちみんな(兄を除く)帰ったんじゃなかったの!?



「いいよ、座ってて」



先輩はわたしに近づくと、わたしの両肩を掴んでベンチに座らせた。そして先輩もすぐ横に座る。



ち、近いよっ!!!!



ベンチがちっちゃいってこともあるけど、心臓保ちそうにありませんっ!!