「…パス、恭平」 「うわっ!あ、おうっ」 お兄ちゃんと悠太先輩は練習を再開した。 そしてわたしと早川先輩はベンチに2人腰掛けている。 「…俺ね、優希ちゃんに会うの初めてじゃないんだよね。」 「え?」 急に先輩が真面目な顔で話し始めた。