桜の木の下で





「お疲れ様でーす!」



休憩に入り、へとへとになっているみんなに手作りのスポーツドリンクとタオルを渡す。



「ったく隼司くん速すぎだろ!」



お兄ちゃんが苦笑しながら言った。



「高橋と中村くんこそ速すぎるだろ!」



そんなこと言っている早川先輩は、一切呼吸が乱れていない。



「3人とも速すぎますよーっ!」



そう言った一年生(結城くんを除く)は、みんな床に倒れていた。



こうもレベルが違うのか…



3人のレベルの高さにはみんなびっくりだった。