桜の木の下で





「さて、テスト最終日、頑張りますか!」



遥香ちゃんが弁当を片付け始めた。



まだ食べ終わってないわたしは急いで食べる。



「…あ、今日から部活だね!」


遥香ちゃんが思い付いたように言った。



「悠太先輩の格好いい姿また見れるーっ!」



悠太先輩のプレーはいつ見ても飽きないんだ。



「ったくどんだけ惚れてんだか」



遥香は呆れたように溜め息を吐いた。