「…そっか、優希ちゃん俺のこと嫌いなのか」 うん、そっか、そうだったのか。 早川先輩はぶつぶつそう呟いて、校門に向かって歩き出した。 「……すんなり帰ったね」 「そ、そうですね…」 早川先輩…鈍感というか…何というか…… 今日の出来事で、早川先輩はそんなに悪い人ではないということがわかった。 …はずだったんだけど……