桜の木の下で




席に行くと、



「中村さんどうしたん?」



と隣の席の結城くんに聞かれた。



「器具庫の整理一緒にしようって言われたの」



「二人で?」



「うん」



「…そうか。頑張れよ」



「あ、ありがとう」



…さっきから結城くんの様子が変だ。何かあったのかな?



思い切って聞いてみよう!



「結城くん?」



「ん?」



「何か、あったの?」



「へっ!?」



結城くんがびっくりした顔をしてわたしを見た。



「さっきから元気がさなそうだから…。」



いつもの笑顔が見れない。しかもいつもなら男子のところに行くのに、今日は何故か席でバスケの雑誌を読んでる。



「いや、大丈夫やから。何もないで?」



心配してくれてありがとう、と結城くんは笑顔で言った。