桜の木の下で




「いやあ…お似合いだったなあ…!」



「なんなのもー…」



先輩に誤解されるじゃん!



先輩の方を見てみると、体育館で見たときと同じ表情だった。



なんでそんなに悲しい顔をするの…?



じいーっと先輩を見ていたら、ばちっと目が合った。



慌てて視線を逸らす。



すると、先輩が口を開いた。



「…優希ちゃんって、結城くんのこと好きなの?」



「「……え?」」



わたしとお兄ちゃんの声がハモった。



「…いや、何でもないよ」



あはは、何聞いてんだよ俺。と先輩はご飯を口に掻き込んだ。



一瞬時間が止まったかと思った。