桜の木の下で




パカッと弁当の蓋を開けると、



「お、うまそー」



悠太先輩が覗いてきた。



「今日は久しぶりにお母さんが作ってくれたんです」



「へえー!あ、この煮付けもらうよ」



「あっ」



わたしが返事をする前に、先輩は煮付けを食べた。



「あ、うまい!優希ちゃんの料理のうまさはお母さんからの遺伝だね」



ニコニコしながら先輩が言った。



お母さんに言わなきゃ!