桜の木の下で




家の前に着いた。



「ありがとうございました」



「どういたしまして。今日も一人?」



「いえ、今日はお母さんがいます」



「そっか。良かった。じゃあまた明日」



「さようなら!」



先輩は手を振って帰って行った。



わたしも手を振り返す。



先輩が角を曲がったところで、わたしは家に入った。





「ただいまーっ」



リビングに入ると、



「おかえりなさい」



お母さんはキッチンで料理をしていた。