「ゆ、結城くん…?」 「…あ、わ、わりい!」 慌てて結城くんが離れた。 びっくりした…! 背低いと思ってた結城くんが、意外と背が高かった。 いや!そうじゃない! 急に抱き締められちゃったよ…! 顔が熱い。ものすごく。 結城くんがわたしを抱き締めた件について、誰も何も言わなかった。 お兄ちゃんなら必ず走ってくるのに! 恐る恐る周りを見回した。 部員全員の口が開いていた。お兄ちゃんも動かない。 悠太先輩は苦笑いだった。 え、あ、あのー… このパターン一番辛いんですけど…!