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『何さ、翔のバカ。意地悪!』
なんて愚痴っててもしょうがないよね・・・
ハァ、と溜息をつくと同時に、前から甲高い笑い声の塊が聞こえてきた。
誰かと思ってみてみると、ウチのクラスの女子達。
その人たちはクラスの中心的存在で、あんまり好きじゃないタイプ。
その女子達は、あたしに気づいたのか、おしゃべりを止め思いっきり睨んできた。
『な、何??』
「・・・」
しばらく停止して、お互いにらみ合ったが、やがて、その子たちは横を通り過ぎていく。
その際に
『別れろ』
『ブース』
『シネよ』
『うぬぼれんな』
そう吐き捨てられた。
