[短編]sweetheart

あたしの背中を押してくれたヒロヤ。


あたしを本気で心配してくれたお兄ちゃん。


あたしの相談に真剣に乗ってくれたショウ君。



みんなに感謝しながら、
お兄ちゃんの部屋のドアをゆっくり開けた。



「…カイ?」



カイはいつものように
窓辺でタバコを吸っていた。




「おかえり。慶太、心配してたよ」



あたしが部屋に入ると同時に、
カイはタバコの火を消した。



そして、いつもの鋭い視線であたしを見た。



「どした?」



「……カイ。さっき見たの、カイが女の人と一緒にいる所。ショックだった…すごくショックだった。
でも…でもいいの!カイが誰を好きでも、あたしはカイのそばにいたい!そばにいさせてください!」