「怖くない!早く乗るぞ!」 「あっえっ」 俺はあいつの腕を掴んで勝手に動く身体にまかせてジェットコースタに乗った。 しかも一番前に。 レバーが下がり冷や汗が流れた。 ガタガタ 一番上まで行く・・・ むっ無理だ。 今すぐにでも意識を飛ばしたい気分だ。 「虎君・・・可愛い!」 「はってっああああああああ!」 なにか言おうとした瞬間いきなりジェットコースタが下に下がった。 ものすごい勢いで下に下がっていく。 俺は・・・ただ叫ぶしかなかった。