「遊園地行かない?」 聖夜がニコニコしながらいつも通りの天使のような笑顔で話しかけてきた。 なんで遊園地? しかもそんなガキみたいな遊び場所。 聖夜みたいな奴はいつもそんな所には行かないはずだ。 なのになんで急に? 「たまには生き抜きでもしない?」 生き抜きか・・・ いいかもしんないな。 たまには喧嘩以外のことをしてみたいし。 「別にいいけど」 「やったね!」 この時、聖夜が小悪魔な笑顔を見せたのは誰も知らない。