不良BoyにLoveMAX




男二人で女一人って情けねえ。
卑怯だと思わないのかよ?





「すっすいませんでした!おい、行くぞ!」


「おっおう!」




不良達は逃げるように屋上を出て行った。
なんだ、弱えじゃん。




ダセー。
弱いなら最初からこうゆうことすんなよな。




「とっ虎様?」




あいつは首をかしげながら言う。
お前まで言うか。




「やめろ。気持ち悪い」




虎様なんて鳥肌が立つ。




「助けてくれてありがとう!」




コンクリートに座っていたあいつはいきなり立って俺に笑顔を向けながら言った。