屋上の前まで行くと、男二人の声が聞こえた。 「さあ、楽しいことしようか?」 「痛くしないよ~」 そんな声が聞こえた。 「あっ、あの私を殴っても楽しくないですよ?」 あいつの声が聞こえた。 やっぱりあいつか! 「殴るんじゃなくてもっといいことするんだよ?」 「まあ、初めてなら痛いかもしれないけどね」 ちっ。 こいつらはあいつを犯す気だ。 けど助けようか戸惑っている俺。 助けたらなにかが変わってしまう気がした。