少しだけイライラがおさまった放課後。 やっと帰れる。 家に帰って早く寝よう。 今日は色々ありすぎた。 「とーらーくーん」 あいつの声が廊下から聞こえた。 またかよ。 俺は後ろのドアから逃げるように出る。 今は本当に会いたくないんだよ。 俺は急いで下駄箱に行きあいつから離れるように帰る。 グイッ いきなり袖を掴まれた。 目に映ったのは息を切らしているあいつ。