虎君はこっち見ようとしてないし。 やっぱり私のことなんて好きじゃないよね。 悲しい・・・。 「ご飯つぶ付いてるよ」 「へっ」 純君は私の頬っぺたについていたご飯つぶを取ってくれて・・・ それを食べた。 「放心状態だけど大丈夫?」 「うっうん」 きっと純君は世話やきなんだな。 兄弟とかいるのかな。 「おい、女」 いきなり純君なんか比べものにならないほどの低い声が聞こえた。 「二度近づくな」