あいつに拒否られてなんで俺がこんなにも悩まなきゃいけないんだよ。 なんで・・・なんで。 あいつの泣き顔が頭から離れねえんだよ。 俺はあいつのことをどう思っているんだ? 昼休み、俺は屋上で昨日あったことを聖夜に全て話した。 「馬鹿だね。早く気づきなよ、虎は優実ちゃんが好きなんだよ」 「ちっ違う、俺は女はもう無理で・・・」 「嘘つき。優実ちゃんの泣き顔が忘れられないんでしょ?優実ちゃんが心配なんでしょ?」 聖夜が今言ったことは全て当たってる。 けど・・・好きだなんて認めたくない。