考えた挙げ句、適当にしよう…ってなった。


席に戻ると、みんながニヤニヤしながらあたしを見てた。

「…?あたし何か変なことしました?」

「ちょっとぉ!!黙ってようなんて思っても無駄よ!!」

え!?バレたの!?

「陽奈ちゃんって、恭君と付き合ってるんだぁ!!へぇ~♪」

…えっ?それはありえないでしょ…。

テーブルの上に置いていた携帯に手を伸ばして、開くと、お兄ちゃんからの着信が入っていた。


「すいません。ちょっと電話して来ますね。」

あたしは、また席を立って、お兄ちゃんに電話した。