喫茶店でみんなでわいわい騒いでても、絵里奈さんの顔が頭から離れない。


あたしにはどうしようもないことだけど…このままあたしがショーに出るのも…


「陽奈ちゃん凄いよね!!」

いきなり花菜さんの手が肩に触れたからびっくりした。

「な、何がですか!?」

「ショーだよ!!もう出してもらえるなんて凄い事よ!?」


やっぱ、あたしには無理な事だよね…。

「でも、陽奈ちゃんなら納得出来るなぁ…。」


MAKIさんがあたしの顔をまじまじと見つめるから、恥ずかしくて俯いてしまった。

それからMAKIさんは「悔しいけどね。」と言って、視線をずらした。