君だけのもの



「そっかそっか!!まぁ日悠君なら大丈夫でしょ!?」


「そんな事ないですよ?」

「愛弥ちゃんとかいる高校でしょ?友達なんていくらでも作れるよ。」


「だといいんですけど…。」


新藤さんは、笑いながら、俺に選んだ衣装を渡した。


メイクもヘアーメイクもして、撮影現場に行くと、既に準備が出来ていた。


「すいません!!遅くなりました!!お願いします。」


俺の言葉で、撮影が始まった。