【日悠】


はぁ…こいつが一ヶ月も家に住むのか…。

断ればよかったかも…。まぁいいや…メシ作らせよ♪


「じゃあ、教室戻るよ?」


そう言って、陽奈は俺に背を向けた。

「待て。」

俺は、陽奈の手を取って部屋を出た。


俺らラブラブ!?

ンなわけない。
気持ちはお互い冷めてるし。というより、熱くなってかないから、冷めるもなにもないな。


隣の陽奈は顔が赤い。


その時かかった電話。

優馬からだった。

「はい?」
俺は手を繋いだまま電話に出た。

この高校は、芸能界の人や、家業を継いでる奴とか結構いるから、普通に携帯OK。