【陽奈】

一先ず、3人にお茶を出して、お兄ちゃんの隣に座った。



「で…お兄ちゃん…あたし…」

「いいよ。」

お兄ちゃんは、お茶をすすりながら言った。

「え?」

「日悠と一緒の事務所だろ?」

「うん…。」

あたしもお茶を飲んで答えた。
「では、こちらの契約書にサインをしていただきたいのですが…。」


優馬さんが何枚か紙を出してきた。

「はいはい。」

お兄ちゃんはペンでサラサラとサインして、優馬さんに渡した。