確かにそうだよな…

でも、何でこうなったのかわかんねぇ限り、どうしようもないしな…。


「だよな…」

俺は寝ている陽奈を見た。


「ちょっと部屋に戻って来る。」

「ん。」


陽奈と2人になって、もう一度陽奈の腕を見た。

「はぁー…」


愛弥に手当てしてもらったけど…
血が結構出てたし……
痛そう…。


しばらく溜め息ばっかりついてたら、ノックが聞こえた。

「はい…」

「愛弥だけど」

「どーぞ。」


愛弥はゆっくりドアを開けて入って来た。