「おい、つばさから離れろ。」 やっとの思いで出た言葉はコレだった。 俺の胸の痛みは、多分アレが原因なのだから。 「え…う、うん。」 「なんで放さなきゃいけないの?? もう、これ以上つばさ苦しめんなよ。」 アイツの言葉が胸に刺さる。 確かにそうだ。 今まで、俺はつばさに何か言ってもらいたくて、あんなことばかりしてきた。 最低だな………。