キスの後、つばさを ‘どうだ、参ったか’と言う意味を込めて見たら…… つばさは今にも泣きそうな顔をしていて…… 俺はなんてことをしたんだと、一気に後悔した。 慌てて、つばさに駆け寄ろうとした。 今なら言える。 ‘ごめん’って。 言わなきゃいけないんだ。 そう、決心した瞬間。 つばさを優也に連れていかれた。 「つばさ……」 俺の声など、届くはずもない。 …拓海said終…