数分が過ぎて辺りは暗くなり、私は鈴子に言った

「そろそろ暗くなって来たから帰ろう。後で話そう」
そう言って私は鈴子に近づこうとしたとたんに鈴子は立ち上がり俯きながら走って屋上から出て行ってしまった

当たり前だよね…あんな冷たい事言ったんだから…

私も急いでかけて置いた松葉づえをつきながら屋上から出て階段を降りて玄関まで行った

そして、靴を履き替え玄関から出ようとした

その時、目の前に優太が入り口を塞ぐように立っていた

「よお、花憐。」

優太は不気味に笑みを浮かべていた

「?!優太…どいてよ。」
私は戸惑いながら目を反らして言った