鈴子は黙ってうつ向いたままで泣いている

鼻をすする音だけが虚しく響き渡る

たった一つの友情までもが無惨にもこんなに弱かった事を思い知らされた

あんなに強気でいた鈴子が今は弱々しく孤独の中にいるようだった…

私は胸を締め付けられているようにヅキヅキと痛い

今日が鈴子と話すチャンスだったはずなのに…

そして、いつの間にか私も涙を流していた………