ガチャッ・・
不安な気持ちを抱いたまま自宅の玄関の前にいた
朝の静けさが漂う住宅街。
バタバタバタ・・・・
玄関のドアを開けて中の様子を伺ったとたん奥から足音が響きわたる
「花憐なの!?何処に行ってたの??心配したのよ!」
駆け寄って来たのはお母さんだった
今にも泣きそうですでに目は真っ赤に腫れぼったくなっていた
「ごめんなさい。」
私はそれしか言えなかった
「とりあえず中へ入りなさい。優太くんもね。」
お母さんは優太を一目見てかすかに微笑んだ
「お邪魔します」
玄関に響く位に優太はそう言って中に入った

