優太の部屋ー

「わりぃ・・散らかってるけどその辺に座ってて今なんか飲み物持ってくる」

それだけ言って優太は出て行った

残された私は床にそっと座って見渡した
(優太の誕生日以来だ・・・)

今でも変わらない懐かしい愛しい部屋
もう来れないって思ってた

そんなことを思いつつ部屋を見ていたときふとある物を見つけた
それは、指輪が棚の上に置いてある

それも私と付き合っていた時のペアリング・・・

私はまだ外せなくて指にはめられたまま。

「もう、優太の指にはめられることはないんだよね・・」

私は一人言のように呟いて元の座っていた場所に戻った

そして、不思議と落ち着き眠りについてしまった・・・・・・-