ガサガサッ!!!
足跡が近づく・・・
身体が震えだして怖くなった
「花憐!!」
後ろから優太が駆け寄り、私の腕を掴んだ
「イヤッ-!!!キャー」
私はフラッシュバックのようにさっき起きた事が一斉に頭をよぎる
恐怖に叫んだ
「しっかりしろ!!俺だよ!!大丈夫か!?・・・・?何があったんだよ・・」
優太は私の姿を見て驚いた
何とか落ち着きを取り戻した
「何で・・・?何で優太がここに・?」
「鈴子から電話来て”公園で会おうって言ったんだけど急用が出来て行けなくなったって伝えて!”って言われたから花憐に電話したら繋がんないし・・・
不安になったからここへ来た・・」
優太はやさしくそっと抱き寄せた
「花憐が鈴子にいじめられてるのにいきなり会おうなんておかしい。もう、一人で行動すんなよ。俺から離れんな・・」
コクン・・・・
私は凄く嬉しくて優太にしがみついて泣いた
そして、優太はそっと私の涙のあとにキスをした

