パシッ!!

優太は私の腕を掴んで私を呼び止める

「待てよ!俺に嘘つくなよ。わかってんだよ!さっき見ちまったんだ・・・花憐が鈴子にされてるとこ・・・」

「・・・・・」

優太に見られていたことは気づかず驚いた・・・
私は知られたく無かった・・知られても頼れないもん・・・

彼女彼氏の関係は終わった今、優太には凪がいる・・・

私の入る隙間なんかない。バッ!!

だから、私は何も答えず掴まれた腕を振り払った