だんだんボールは速くなり、私は追いついて行けなくなって来た
タンッタンッ・・・・!!
(ハァハァ・・・ボール速すぎ!追いついていけない!)
鈴子は手加減なしでボールを打ってくる
必死に打ち返してもまたスピードはどんどん速くなり返ってくるからきりが無い
・・・・
その時、不意に私は気を抜いてしまった・・・
バシッ!!!!
私は避けきれず右手の甲にボールが当たった
「痛ッッ!!!」
その手は鈴子に足で踏まれけがをしたところ・・・
私はあまりの痛さに練習を中断してしまった。
「大丈夫~~??ごめんねぇ~大したことないから平気でしょ?早く続けてよ!!」
鈴子は心配してる様子もなく私に言った。
私は痛みが弱まり右手をかばうように練習を続行。
しかし、どんなに打ち返してもボールはさっきより速くなる・・・
わざと速くしてきてる感じだった・・・・
案の定またもやボールが私の体に命中。
けど、私は痛みを堪えて打ち返した
何度も避けきれず体に命中するが、痛みを我慢する
(怖い・・怖い・・でも今中断したらまた何をされるかわからない・・負けない)
明らかに鈴子の態度が違う、しかもわざと体に命中させてる・・・
バシッバシッバシッ!!!!
最後まで耐えてきたけどさすがに限界まで来ていた
ドサッ!!!
「キャッッ!!!!」
その時、足を挫いて転んでしまった
その瞬間鈴子の表情が不気味なほどに笑みをあらわす

