屋上ー

二人は、屋上にいた
穏やかな風がふいて、鳥のさえずりが鳴り響く

「突然ごめんね。話したいことがあるの。聞いてほしい」

私は優太を真っ直ぐ見つめた

「別に平気だよ。何だよ話しって??」

優太は照れくさそうに笑って私を見る

「・・・・昨日の告白の返事したくて・・私、優太が好きです。」

優太はそっと何も言わず私を抱き締めた
「俺、ダメだと思ってた。花憐も同じ気持ちですげぇ嬉しい。ありがとう。俺も花憐が好きだ。」

「優太・・・」
ぎゅっ

私はそっと優太の背中に腕を回して抱き締め返した

「俺、今すげぇ幸せ。」
「もぅ~大げさだよ!けど私も幸せ」
私は嬉しくて涙が出てきた

「何泣いてんだよ。泣き虫花憐!」

「ばか~泣き虫じゃないもん。嬉しくて・・・グス」

「あははは!花憐、よろしくな!」
そっと、向き合い優太はやさしく笑った

「うん。よろしくね」

そして、優太はそっと私に近づきやさしくキスをした
私の始めてのキス。