「・・・・憐・・花憐!何ボーとしてんだよ?もう出口だぞ!」

突然、優太に頭を叩かれ放心状態になっていた自分が我に返った

「ううん。何でもない・・」

(あれ?・・私どうしたんだろう・・・)

「じゃ、入り口までいこう」

「うん・・・」

いつの間にか手は離れていたが、胸の鼓動は未だ収まっていなかった
離れた手を見つめちょとだけ寂しかった