ふと、優太が自分の腕時計を見た

「やべぇ、早く行かねーと卓達に怒られる!もう5分過ぎてる!」
優太があせるように私を急かす

「うっそ!ヤバイ!鈴子達待たせちゃってるよ!」

「ほら、行くぞ!」

「待って・・・」

「お前足遅すぎ!手貸せ!」
パシッ!
優太は私の手を握って走った

「えっ??」

私は引っ張られるように走る

ドキドキ・・・

走ってる中私は無性に胸の鼓動が収まらない
でも走ってるからじゃない・・