渋々行く私の後ろ姿に夏佳はまたクスクス笑っていた
タッタッタ…

トントン…

「はい…入って!」

私は優太の部屋の前に立ちドアを軽く叩いた

中からは優太の眠そうな声が聞こえた

「入るね…〃」

ガチャ…

私はゆっくりドアを開いて中に入った

ドキッ

優太はベッドに寄りかかるように膝を立て頬づえをついてこっちを見ていた

しかも不気味な笑みを浮かべて……

(何だかいつもより優太が違う…てか何か不気味過ぎなんだけど…)

私は苦笑いをして向かい合うように座ろうとした時…
「こっち座って…」

優太は横を示すようにトントンと隣を叩き私に言った

「うん〃」

ゆっくりと優太の隣に行きストンと座って恥ずかしくなり下を向いた