教室へ入ると卓が待ちわびていたかのように声を張り上げた

「よぉ、やっと来たか!優太、花憐ちゃん♪」

その隣には鈴子が隠れるように立っていた

「…おはよう…」

鈴子は小さくかすかなに聞こえる位の声で言った

「おはよう…この前はごめんね。冷たい態度取っちゃって……」

私は素直に謝る事が出来た
「ううん、こちらこそ…それで私がした事…許して貰えなくても良いから…また一緒に居てくれない?」

鈴子は涙目になりながらお願いした

「私も前みたいになるのは時間がかかるかもしれないけど、鈴子とまた笑い合いたい!」

そして私は笑顔で手を差し出した

パシッ

お互い握手して笑い合った
鈴子とまた仲良く出来る事に凄く嬉しかった