「大丈夫??顔色悪いけど…」

卓くんは再び私に問いかけた

しかもメモ用紙に鉛筆を持ち書く準備をしてる

「あっ!何でもないよ!ただ暇だから来たの♪」

卓は不安な顔をして私を見てきた為に余計に言いづらくなり嘘をついてしまった
(ごめんね…卓くん…)

「そうなんだ。何でも無くて良かった♪あっじゃ、これ食べる??先生からもらったクッキー♪♪」

卓くんは安心したように笑い余っていたクッキーをくれた

「ありがとう♪頂きます」
サクッ

私はそれを受け取り口に運んだ

その時!!!!

「う゛…ゲホッ…ゲホッ」
私は近くにあった洗面台に駆け寄り吐き出した

そう…またもや吐き気が襲って来た

私はそのまま力を無くしたようにしゃがみ込んだ

「花憐ちゃん?!大丈夫?!とりあえず椅子に座ろう!!」

卓くんはおろおろと焦りとにかく私を椅子に座らせた
「………ごめんね……」

私はうつむき謝った

(目の前で吐き出してしまう何て……)

数分が過ぎ、吐き気が治まった

「花憐ちゃん、落ち着いた??大丈夫??」

「…うん…大丈夫だよ。ただの風邪だから!」

私は辛いのを隠して平気を装い笑顔で言った