「マヤー!!電話なってるから出てー。 今お母さん手が離せないの!!きっとタクヤくんからよっ。」 「はいはーい。」 着替えを終えたあたしは自分の部屋からでて、受話器に手をかけた。 「もしもし─────はい──────え…………。」 ズルッと手から受話器が離れた。 下から聞こえるのはタクヤのお母さんの声。 ──────タクヤが死んだ。