ねぇッッ!! 本当に何する気!? と、声には出せない怒り?が頭の中でいきりたつ。 あたしはそれを、何とか目で訴えた。 いや、単に睨み付けていた。 すると、あたしの気持ちを察したのか彪真くんは、あたしにしか聞こえないような声でそっとささやいた。 「楽しませてくれよ。俺らの玩具」 そう言って、優しく、しかし、何かに縛りつけるような、そんなキスをあたしの唇に落としたのだ。