お姉ちゃんには、全部話した。


だって、話さないと怒られるし。


「ふーん。それは明日にでも直謝れ。てか、謝らなきゃ終わるね。」





ですよね。


はい。

明日謝ります。




そんなお姉ちゃんの助言?

を心に刻み寝た。








*・*・*・*・*・*・*




そして、学校。


悴に今日謝らなきゃ。

1-Fの前で大きく深呼吸。


よし!!


そう思って扉を開けようとしたら、
まだ触れてないのに勝手に開いた。



「うゎ!!!」


思わずビックリすると悴がいた。


悴はいつもと変わらなく。


「羅夢♪おはよー☆顔暗いよ?体調悪い?」


って笑顔で言ってくれるからホッとした。

めっちゃ怒ってて拒絶とかないよね?

とかも思ってたから余計だ。



「おはよ。昨日はごめんね!勝手に口走って。」


どうしよ。


なんかこの間が怖い。


「あぁ。昨日の事?別にあんなのどーでもイイの♪
気にしないで?」


ってその声がいつも以上に優しかったから目頭が熱くなったよ。



ごめんね。


こんなバカな私でごめんね。



「何が気にしないの?」



後ろから声がする。


子の声は!!

どうも聞き覚えがあるなぁ。

振り向くとそこには圭がいた。


「圭!!」


悴がキッと睨む。


一方圭君は余裕の笑み。


「なぁに?兄貴。」