姫のような王子様[続]








「ごッごめん!!
今日は帰る!!」



わぁー!!!


最低ー!!!


何言ってんの?!


てか、私何様?!?



ごめんなさい。







結局悴の家飛び出して来ちゃったし。


ごめんね。

辛いの悴なのに。



外にいても寂しいから家に帰る。


明日悴にどんな顔向けよう。

どうしよう。



本当に私って言った後に後悔しすぎ。

それなら言わなくてもイイのに。
気づいたら口走ってる。

最低過ぎる。



「ただいまー」



ドアを開けるとお姉ちゃんが迎えてくれた。

お姉ちゃんは私を見てビックリしていた。


「羅夢!なんで帰って来たの?!」



ヴ。

言い訳できないし、素直に話すか。


どうせこれで何もないって言ってもお姉ちゃんの事だから聞いてくるだろう。



「とりあえずソファーで話すか。」


私がコクリと頷くとリビングに向かった。


そして2人でソファーに腰を下ろす。


「どうしたの?」



「あのね。」