姫のような王子様[続]









○羅夢side○



あぁ。

さっきから悴に手をがん見されてる気がする。


なんで?!
しかも手だけ!!

なんで!!





そして、朝杏ちゃんに言われた事が異常に頭に残っていて、
変に意識しちゃうじゃん!!


悴は平気なの?


ドキドキしないの?

緊張しないの?



意識してるのは私だけ?!



そして、悴の手当が終わった。


「はい。おしまい。
今日は私が作るから、悴は座ってて?」




そう言うと悴はショボンとなったけど、おとなしく椅子に座って待っていた。


私は着々とご飯を作る。

そして、出来上がったからお皿に盛ってテーブルに持って行った。



「わぁ。
ウマそ・・・・♥」



目キラキラさせてる悴を見てると小さな弟ができた見たいで嬉しい。


しかも、可愛いしね。



「羅夢なに笑ってるんだよ―!」


あれ?

顔に出てたかな?