それから俺は圭に部屋を追い出された。
どうしようか。
ココは兄としてどうにかしたいよなぁ。
うーん。
俺は考えに考えたけど答えは出てこなかった。
そして、夜が明けた。
今日もまた寝不足。
最近続きすぎで、体調悪いかも。
めまいするし。
気持ち悪い。
頭痛い。
でも、羅夢に会ってるとなんか忘れられる。
あぁー!!!
早く羅夢に会いたい!!!
ちょっと無理して駆け足で羅夢の家に向かう。
ピンポーン
インターホンを鳴らす。
「はーい。ちょっと待っててね!」
コレで俺の朝が始まる。
いつも羅夢の声を他の野郎より先に聞ける♪
こんなことで喜べるって俺も単純だよな。
俺が壁に寄り掛かっていると足音が聞こえてくる。
お。羅夢だ。
「お待たせ!!」
そう言って走ってきた。
羅夢は今日も一段と可愛い♥
ふと俺は携帯を開いて時間を見る。
8時ピッタリか。
時計の上にある日にちに目がいった。
あ。今日って、5月22日か。
って事は後3日後付き合って1年の記念日じゃん。
忘れてた(笑)
毎日が楽しくてつい。
羅夢は覚えてるのかな?
「ねぇ。羅夢?」
「なに?」
「あと3日後って何の日かわかる?」
俺が聞くと羅夢はニコって笑って
「付き合って1年の日♪」
ばっちり覚えてたか。
今携帯見て良かった。
じゃなきゃ、俺きっと答えられなかった。
羅夢が急に珍しく突拍子もない事を言った。
「その日さ。うちに来ない?」
自分から言った癖に赤くなってるし。
可愛いんだからッ!!
「いいの?」
「イイから聞いたのッ。」
これは行くしかないでしょ!
「行く!!」