なぁに?!?!
「そんな!人がいっぱいいる学校で?!」
「そんな事誰も言ってないよー。別に俺はいいけど?
みんなの前で見せつける?」
そんな小悪魔な笑みが可愛いのか、
なんかイイよって承諾したくなる。
でも!!
学校でなんて無理だし!!
「人がいる所じゃ嫌だ!!」
声を荒げると悴はビックリしてたけど、なんか思いついたのかニヤッて笑った。
ヴ。
「羅夢って積極的~♥今度は本当に泊まりに来てね?
その時に練習する?泊まりなら2人っきりだよ?」
・・・・・・んなぁ!!!!
「しないって!!!ほら!授業始まっちゃう!!
行こッ!!!」
もう、恥ずかしい!!
自分で墓穴掘るなんて。
いつもは悴から手をつないでくれるけど、今日はさっきの流れで
私が悴の手を握っている。
そしたら悴が
「違うだろ!」
って言って、指を絡めてきた。
「うん///」
そして教室まで、ずっと手つないで行った。
この時間がゆっくり進めばイイのになぁ。


![心[短編]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.761/img/book/genre1.png)